バドミントンは、軽やかなシャトルが空を描きながら駆け巡る、スピードと戦略のゲーム。ラケットスポーツの中でも特に展開が早く、素早い判断が試合の流れを変えることも珍しくありません。ここでは、基本ルールとあわせて、初心者の人が意外と混乱しがちな「シングルスとダブルスのコートの違い」を、簡単にまとめてみました。
バドミントンの基本ルール
バドミントンは21点先取のラリーポイント制。サーブ権の有無に関わらず、ラリーに勝った方が得点を手に入れます。
ゲームは通常「3ゲームマッチ」で、2ゲーム先取した方が勝ちとなります。
ただ、市内大会等で試合のスケジュールが過密になっていると少し点数を下げて試合を行うこともあります。
ラリーが続くほど、コート上には風のような駆け引きが生まれます。鋭いスマッシュ、浮遊するクリア、落ち葉のように沈むドロップ。そのすべてがゲームのストーリーを編んでいく仕組みです。
ちなみに、以前はサービスポイント制というものを導入しており、サーブをした側が再度点数を取ることで、ポイントが入るというシステムでした。その関係で、かなり試合時間が長くなる背景があったため、2006年頃よりラリーポイント制に切り替わりました!
シングルスとダブルスで変わる“コートの世界”
バドミントンの面白いところの一つが、人数によってコートの使い方が変わること。特に「奥が狭い・広い」「サイドが使える・使えない」で混乱しやすいので、ここを丁寧に整理します。
● シングルス:細長い一本道の戦場
シングルスはサイドラインが狭く(内側)、奥は最後まで広いコートを使います。
- サイドラインは “内側”
- エンドライン(奥)は “通常のライン”
- サーブも同じ考え方で、左右の幅は狭め
● ダブルス:左右に広がる広い戦場
ダブルスはサイドは広く (外側) 、奥はサーブ時だけ少し短くなります。
- ラリー中
- サイドラインは “常に外側”
- 奥も “通常のライン”
- サーブ時のみ
- 奥のラインが短くなる → 戦術が絞られる!
コートの簡易メモ
◆ シングルス
- サイド:狭い
- 奥 :奥行きが広い
◆ ダブルス
- サイド:広い
- 奥 :奥行きが広い (サーブ時のみ手前のライン)
おわりに
バドミントンはシンプルに見えて、コートの広さひとつで戦略・戦術が変わります。最初のサーブから試合が始まります。その中で、コートの感覚を認知しておくのは戦術を練る上では大事な要素になるかと思います。
経験者にとっては当たり前のルールですが、いざ、ダブルスプレイヤーがシングルをするとサービスを受けたときに大変な思いをしたのは私だけではないはす..
ぜひコートのラインを意識して試合運びをうまくしていきましょう!
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