バドミントンにおける「ストリングス(ガット)」は、プレーの感覚を大きく左右する非常に重要な要素です。
同じラケットでも、ストリングの種類やテンション(張りの強さ)によって、打球感やコントロール性能がまったく変わります。
ここでは、ストリング選びの基準を細かく分解し、それぞれの特徴を詳しく解説します。
ストリングの太さ(ゲージ)
ストリングの太さは、一般的に「0.58mm~0.70mm」程度の範囲で展開されています。
数字が小さいほど細く、打球感や反発力が変化します。
太さごとの特徴:
・0.58~0.64mm(細め) → 反発力が高く、シャトルがよく飛ぶ。打球音も高く爽快。ただし耐久性は低め。
・0.65~0.68mm(中間) → 反発力と耐久性のバランスが良い。多くのプレーヤーが選ぶ標準ゲージ。
・0.69~0.70mm(太め) → 耐久性が高く、打球感がしっかりしている。コントロール重視。
ストリングの素材と構造
ストリングは主に「ナイロン系」が中心ですが、内部構造によって性能が異なります。
・モノフィラメント構造(単線) → 打球感がシャープで反発力が高い。スピードプレーに向く。
・マルチフィラメント構造(多線) → 柔らかく、ホールド感が強い。コントロールやタッチショットに優れる。
最近では、コーティング技術により「スピン性能」や「打球音の響き」も調整されるようになっています。
テンション(張りの強さ)
テンションとは、ガットをどれくらいの強さで張るかを示す数値です。
単位は「ポンド(lbs)」で、一般的には18~30ポンドの範囲で設定されます。
加えて、ラケットにはそれぞれ推奨されているテンションがあります。そのテンションの範疇でガットを張らないと補償対象にならないことがありますので注意しましょう!
テンションごとの特徴:
・18~22lbs(低め) → 反発力が高く、飛びが良い。ミスヒットにも強い。初心者・女性向き。
・23~25lbs(中間) → 飛びとコントロールのバランスが良い。中級者・オールラウンダー向き。
・26~30lbs(高め) → 打球感が硬く、コントロール性が高い。上級者・パワーヒッター向き。
打球感とプレースタイルの関係
打球感が柔らかい → 食いつきが良く、タッチショットがしやすい。
打球感が硬い → 弾きが良く、スマッシュが鋭い。
プレースタイル別おすすめ:
・攻撃型 → 細めガット(0.64mm以下)+高テンション(26lbs前後)
・守備型 → やや太め(0.68mm前後)+中テンション(23lbs前後)
・オールラウンダー → 中間ゲージ(0.66~0.67mm)+24~25lbs前後
ストリングの寿命と張り替えの目安
ガットは時間とともにテンションが落ち、性能が低下します。
たとえ切れなくても、定期的な張り替えが必要です。
バドミントンラケットだと、1か月ぐらいが目安になると思いますが、お値段との相談になるので、切れるまでガットをしようするでもよいかと思います。できれば3か月以上同じガットだった場合は、勇気を出してガットを切って張り替えてもらうようにしましょう!
張り替えの目安:
・週に2~3回プレーする人 → 1~2ヶ月ごと
・月に数回プレーする人 → 2~3ヶ月ごと
・大会前 → 直前に張り替えがベスト
打球感が「ぼやける」「飛ばない」「音が鈍くなる」と感じたら張り替え時期です。
まとめ
ストリングは“自分のプレースタイルを映す鏡”。
ゲージ・素材・テンションの3つを理解し、自分に最適な組み合わせを見つけることで、プレーの質が格段に上がります。
また、一般的にシャトルに直接触れる部位になります。ストリングはかなり重要な役割を担うので、初期の無料ガットから少し違うものを使用してみたいなーみたいな希望があればぜひコメントで相談してみてください!
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